岡田克也代表は4日、長崎県島原市で記者団の質問に応じた。主なやり取りは以下の通り。

 問 長崎選挙区は今回4回目の訪問になると思うが、この選挙区の情勢をどう見ているか。
 答 かなり追いついてきた。いい形になってきているので、この調子で残されたわずかな時間だが、必ず追いつき追い越すことが可能な状況。西岡さん本人に触れて支持しようという人が増えている。

 問 長崎が接戦ということだが、島原に来た理由は。
 答 私の日程と候補の日程の調整の結果。長崎市は何度も行っているので、いろいろなところを訪れた方が良い。

 問 今日長崎に入った反応はどうか。
 答 彼女(西岡秀子候補)はしっかりした主張をしているので、共感している人は多いと思う。

 問 勝たなければいけない選挙区と位置付ける理由は。
 答 女性ということもあるし、素晴らしい候補者なので活躍していただきたい。

 問 かつて民主党時代から長崎は強かった時代もあったが、そういう意味で党勢回復ができているという印象はあるか。
 答 2009年は特別。実力が伴っていたかというとそうは言えない。西岡さんが当選してもらえればいろいろな形で長崎における民進党の存在感が高まる。

 問 総理が大分入りして、被災地の復興支援として観光振興を挙げたが、民進党が掲げている復興に必要な政策は。
 答 インフラ整備も住宅も必要、もちろん観光も重要な要素。7000億円と大きな予算をつけたのでその範囲で迅速に行うべき。

 問 政府は生活再建支援金も掲げているが。
 答 国会が始まったら法案を出す。

 問 民共の批判が出ているが、特に自衛隊の位置づけの違いで与党は批判を繰り返しているが批判に対する反論は。
 答 共産党も自衛隊は違憲としているが、それを廃止するということではないと、現状は認めると言っている。村山さん(旧社会党の村山富市元総理)をかついだ自民党に言われたくない。

 問 (共産党と)衆院選の協力を考えるうえでその問題がネックになると思うか。
 答 協力するかはこれから。あまり先のことを言うつもりはない。

 問 バングラデシュの事件で菅長官が遊説を行ったことに対して批判をされたが、そのことについて他党から政治利用するなと批判があがっているが受け止めを。
 答 政治利用ではない。国民の命がかかっている。野党は発言をするなということか。メディアも発言しないのか。もちろん政治利用している意識はない。この事件が始まる前から言ってきた。(総理か官房長官の)どちらかが官邸もしくは官邸の周辺にいるべきだと。今回はたまたまいたから良かったが、もしいないときに有事が起こったらどうするのか。従来の内閣であれば必ず守ってきたこと。今回の事件の際に2人いたのは良かったが、官房長官は(危機管理の)要だが突入したのが分かっていて新幹線に乗ったのが理解できない。なぜ分かっていてNSCも欠席して新幹線に乗って、のんきに新潟で街頭演説をしているのか感覚が理解できない。選挙利用というのは見当違いだ。