岡田克也代表は6日、長野市での合同街頭演説の後、記者団の取材に応じた。主なやり取りは次の通り。

岡田克也代表

 問 終盤の情勢で2/3をうかがう与党の勢いが伝えられているが今の受け止めを。
 答 先程申し上げたとおり、「本気ですか」と私は国民に問いたい。本当に憲法改正できる体制を作ってしまうのかと。わが党や野党の支持者だけではなく、自民党の支持者や公明党の支持者の中にも良識のある方はいらっしゃると思う。安倍さんのやり方に疑問を持っているすべての人に私は呼びかけたい。

 問 現在の長野の選挙区の情勢も大変厳しいが、あらためてこの選挙区の重要性と意気込みを。
 答 最後は勝つ。これは県民の良識、それと安倍政治との戦いだ。

 問 今、相手候補との距離感はどれくらいという感覚でいるか。
 答 横一線ではないだろうか。メディアの調査もそれぞれだ。

 問 あらためて長野県選挙区の位置づけをどう取られているか。
 答 北澤先生の後継者であるし、市民が中心になって統一候補になったわけだから、長野で勝てなければどこで勝つのかということだ。しっかりと長野で勝ってもらいたい。それに続くところはたくさん出てくる。

 問 改憲勢力についてお尋ねする。従来から2/3阻止と言っているが、日本のこころを大切にする党もその中に入っているのか、認識をお聞かせ願う。
 答 それは色々見方がある。なるべく少ないほうがいいのは間違いない。

 問 日本のこころを大切にする党は、自前で憲法改正の概要やそういったものを作っているが、これは改憲勢力と取れるか。
 答 日本のこころ(を大切にする党)は今回の選挙でどうなるか分からないし、あまりいろんなことを言わない方がいい。

 問 東京都知事選について。長島昭久元防衛副大臣が出馬に関して前向きな、意欲があると取れる発言をしたが、民進党が推す候補として長島さんという候補について代表はどう考えられるか。
 答 個別のことは申し上げない。従来より方針は申し上げている。その方針にそって人選をするということだ。

合同街頭演説会後に長野市内を練り歩く岡田代表と杉尾ひでや候補者

長野市内を練り歩く岡田代表と杉尾ひでや候補者

 (最後に岡田代表から)長野市で負けていると報じられているが、県庁所在地がピシっとしないといけない。そのことを言いたくて今日は皆さんに申し上げた。なんとか長野市が固まればそれが全体に波及していく。ここ1日2日の勝負だと思う。だけど最後は良識が勝つ、そう信じている。羽田先生の地元の長野県だし、ここで負けるようなことがあってはならない。しっかり頑張っていくのでよろしくお願いします。