岡田克也元代表は16日、茨城県かすみがうら市で、希望の党公認の青山大和(あおやま・やまと)候補の応援演説を行った。

 岡田元代表は、安倍総理は都議選で負けた直後、これからは国民に丁寧に説明したいと頭を下げたが、まったく議論もせずに冒頭解散したと指摘、「国民を軽く見ている。何をしたってだいじょうぶだと思っている。そういう人が総理大臣でいいのか」と述べ、この選挙の意義は安倍政権の暴走にブレーキをかけることだとして、激戦となったここ茨城6区で青山候補を勝たせることでブレーキをかけることが可能になると訴えた。

 岡田元代表はまた、今回、野党が分かれたことは申し訳ないが、選挙が終われば政党間で話をして、安倍政権と対峙(たいじ)するためしっかり協力したいと述べ、「将来は大きな固まりを目指していきたい」と、政権交代可能な野党勢力の再結集にかける意気込みを示した。

 続いて登壇した青山候補は、ここ茨城県は自民党王国だが、みんなが自民党になったら独裁国家みたいになるので、あえて野党の立場で活動してきたと、組織や団体ではなく個人を大切に草の根で活動してきたと述べた。

 青山候補は、この地域に生まれ育った人間として、人口減少や農家の後継者不足などこの地域の問題に取り組み、この地域の将来をともにつくっていきたいとして、「お一人お一人のお力が頼り。もう一押しを」と、支援の輪を広げてほしいと訴えた。