第48回衆院選挙が投票された22日、安倍1強を許す情勢や希望の党の大敗が見えてきた夜半に前原誠司代表は党本部で記者会見し、選挙結果を受けて「希望の党を中心に大きな固まりで合流ということは見直さないといけない」と述べた。

 選挙結果の受け止めと責任の取り方を問われた前原代表は、「非常に厳しい結果。真摯(しんし)にこの結果を受け止めたい。そのうえで、いま辞任をして投げ出すことが責任だとは思っていない。ある一定のタイムスパンの中で参院、自治体議員、地方組織、この方向性をしっかり決めていくことが大事だと思うが、選挙前と今では結果がある一定程度出たので、希望の党を中心に大きな固まりで合流というのはいったん見直さなくてはいけないと考えている。従って参院の皆さん方や無所属で当選された方々、支援団体、地方組織の考えを伺いながら、再来年の4月に統一地方選、7月に参院選があるのでどういう形が一番いいのか、その方向性を決める責任を持たせていただきたいと考えている」と述べた。

 選挙結果を受けての希望の党の小池代表とのやりとりについては、「参院の皆さん、地方組織、自治体議員の皆さんが今後どうするかについて責任を持たせてもらいたい。そして私自身はこの合流を進めた本人でもあるので会派は希望の党に所属し、時期はわからないが希望の党に合流し外交安全保障は現実路線、内政については今の安倍政権とは違う2大政党制をつくるためにともにがんばっていこうという話をした」旨を語った。