増子輝彦幹事長は26日午後、定例の記者会見を党本部で開き、(1)豪雪被害の現地視察(2)与党への5項目申し入れに対する回答への対応(3)長崎県連での次期参院選候補者内定――について発言した。

 豪雪被害状況の視察について、「23日に希望の党と合同で福井市を中心に視察をしつつ、県庁で西川一誠知事から要望書を受けた。国道8号線は除雪はされていたが、周辺にはたくさんの雪が残っている。農作物のビニールハウス被害、雪捨て場の問題もある。除雪費も底をついた状態にあり、1日も早い追加の除雪対策費の交付を受けたいということだった」と、現状を報告。近年は豪雨、豪雪が多く発生していることから、「気象条件をよく鑑み、防止策を国を挙げて実施していく必要がある。しっかりと取り組んでいきたい」と述べた。

 野党6党から与党へ申し入れた5項目の回答について、「与党から本日回答が出されてくるので、夕刻に野党幹事長・書記局長会談を行う。政府・与党が明日に行おうと目論んでいる予算採決にも関わってくることなので、われわれはしっかりと対応していかなければならない」と述べた。

 長崎県連で次期参院選候補者を内定したことについて、「長崎県連から公認申請が行われる。来年の参院選の選挙区での候補予定者第1号なのでしっかりと対応していきたい。長崎県連としても長崎県での野党連携を模索していきたいということもある。推移を見守りながら、当選に導くための最大限の努力をしていきたい」と述べた。

 今後の擁立について聞かれ、「来年の参院選には候補者を擁立することは当然のこと。今後、特に1人区では野党連携を中央レベルでも方向性を決めていく必要性がある。調整しつつしっかりと候補者を擁立する前提で進めていきたいと思っている」と答えた。