衆院北海道5区補欠選挙に立候補を予定するフリー・ソーシャルワーカーの池田まきさんと各界の応援団が10日、千歳市内のJR千歳駅近くの公園で街頭演説会を開き、支持者ら3700人が集まった。応援弁士はジャーナリストの鳥越俊太郎さん、SEALDsの奥田愛基さん、法政大学の山口二郎教授、ママの会の長尾詩子さん、上田文雄前札幌市長。今回の補欠選挙の重要性、安倍政権の危険性をそれぞれ訴えた。

  鳥越さんは、「安部政権は日本の国を根底から破壊しようとしており、危機的な状況だ。野党はこれまでのしがらみや意見の相違を超えて反安倍で手を結び、統一候補を立てて選挙を戦うべき。北海道5区ではそれが実現した。この方式が全国に広がっていけば日本の運命を変えることになる」との見方を示した。

  池田さんは、千歳が自衛隊基地の街であることを念頭に、「安全保障関連法の危険性は自衛官がいちばんよく知っている。私は自衛官の命を守りたい」と切り出し、「自衛官家族の不安に寄り添いたい。この街から戦争の被害者も加害者も出したくない。安全保障関連法は絶対に廃止を求めていく」と力強く決意を表明した。

演説会には多くの参加者が。