衆議院北海道5区補欠選挙が12日告示され、民進党が推薦する無所属の池田まき候補が選挙戦をスタート。北海道江別市内で約400人の市民の応援を受けながら、第一声をあげた。

 弁護士で前札幌市長の上田文雄氏がまずマイクを握り、「彼女が幼少期から味わってきた様々な世の中の不条理や理不尽の中から、その狭間で苦しみながら、多くの人に寄り添う福祉の道を選び、この20年、真摯(しんし)に向かい合ってきたその経験。そして何よりも厳しい状況の中でも明るい性格。人に伝える力、訴える力を持っている」と応援の理由を語り、支持を訴えた。

 続いて池田まき候補は、次のように語った。

 「この国の大事なことが決まる政治の場面で、いまだに国民、市民が置いてきぼりになっていると実感する。今までは頑張っても頑張っても報われない一部の人だったかもしれないが、でももう多くの国民の声が届かない時代になってしまった。本当にそんな国でいいのか。政治の場面でも誰一人置いてきぼりにしない社会を作っていきたい。そのためには市民の参加が必要だ。一部の人の声や常識だけで決めてはいけない」

 「安全保障関連法も、TPPも、原発政策も、社会保障も、どこに市民の声が届いているのか。今回、私池田まきは、福祉から始まったかもしれないが、それは一人を大切にする政治だ。本当の福祉の実現は、すべての政策につながる。平和がなくては実現できない。一人の福祉が本当に平和につながる。暴力や武力では平和は作れない、私は痛みを持って実感している」「本当の安心を作るために、市民の力でつながって、新しい選挙のやり方で大きな戦力に立ち向かうが、多くの政党や市民がつながれば絶対に負けないと思っている。私池田まきは本気だ。皆さんも本気だと思う。この12日間、皆と一緒になって、必死になって、全身全霊を捧げて頑張っていく。どうかお力を与えてください」

 池田候補はこのあと市民の激励と声援を受けながら、街宣車に乗り込み、遊説に出発した。

集まった市民が共通ポスターを掲げて応援

集まった市民が共通ポスターを掲げて応援