民進党は19日、臨時の第4回常任幹事会を国会内で開いた。

 岡田克也代表は冒頭のあいさつで、熊本地震への政府の対応について、「先ほど党の熊本地震対策本部でも議論になったが、一つは激甚災害の指定が遅いのではないか。これは早急な対応を求めたい。東日本大震災の時の対応と比べて差があると思う。今なお十万人の皆さんが避難生活を送っている。水や食料など基本的な物もまだ届いていないという話もよく聞かれる。政府としては早く必要なものが被災者の皆さんに届き、今の状況を改善するようにしっかり努力してもらいたい」と述べ、民進党としてもでき得る限りの協力をしていく考えを重ねて表明した。

 報告事項では、枝野幸男幹事長が熊本地震災害対策本部の設置とこれまでの取り組み、24日投票の衆院補欠選挙への緊急の協力要請、18歳選挙権PT(プロジェクトチーム)の設置などを報告。山尾志桜里政務調査会長は参院選マニフェスト作成に向けた検討作業の状況などを報告した。安住淳国会対策委員長は、前日の衆院TPP特別委員会について、甚大な被害が出ている熊本地震への対応を最優先するよう、民進党など野党側が開催の延期を求めたにもかかわらず、安倍総理の強い意向であるとして与党が開催を強行したことなどを報告した。

 玄葉光一郎選挙対策委員長が、報告承認事項として、次期参院通常選挙(比例代表)候補者の民進党比例名簿登載内定への切り替え、次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の民進党公認内定への切り替え、北九州市議選候補者の民進党公認・推薦への切り替えなどを報告し、承認された。協議事項として、次期参院通常選挙(選挙区)候補者の公認内定・推薦取り消し、次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の公認内定を提案し、協議の結果提案通り決定した。

PDF「次期参院通常選挙(比例代表)候補者の民進党比例名簿登載内定への切り替え」次期参院通常選挙(比例代表)候補者の民進党比例名簿登載内定への切り替え

PDF「次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の民進党公認内定への切り替え」次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の民進党公認内定への切り替え

PDF「北九州市議選候補者の民進党公認・推薦への切り替え」北九州市議選候補者の民進党公認・推薦への切り替え

PDF「次期参院通常選挙(選挙区)候補者の公認内定」次期参院通常選挙(選挙区)候補者の公認内定

PDF「次期参院通常選挙(選挙区)候補者の推薦取り消し」次期参院通常選挙(選挙区)候補者の推薦取り消し

PDF「次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の公認内定」次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の公認内定