民進党は31日、第8回常任幹事会を国会内で開いた。

 岡田克也代表は冒頭のあいさつで、同日提出する内閣不信任決議案に関連し、「消費税について正式な発表はないが、10%への引き上げを2019年の秋まで先延ばしすることを決めたと伝えられている。私はこれは非常に問題だと思っている。何よりもまずアベノミクスの失敗、つまり前回の解散総選挙の折に、来年4月に上げられるように『そういう状況に持っていくと断言します』と言いながら、それが先延ばしせざるを得ないというのは、アベノミクスの失敗以外の何物でもない。安倍総理は『リーマンショック直前と同じような状況だ』ということを資料を添えてG7の場で説明したと言われているが、これは今までの政府や国際機関の、あるいは各国の経済の現状に対する認識とはまったく異なるもの。そういうものを振りかざしてまで自らのアベノミクスの失敗を糊塗(こと)して、国際的な経済情勢を理由にして消費税の先延ばしをするというのはまったく不正直なことだ。いずれにしても、この前の党首討論で、そうするのではないかと申し上げた筋書きどおりに総理はやっているわけで、これは国民に対してまったくのごまかしだと思う」と述べた。

 報告・承認事項では、枝野幸男幹事長が連合、市民連合との政策協定を近く結ぶこと、「民進党女性議員ネットワークき会議」を規約30条2項に規定する「党所属の女性地方自治体議員による議員団」として位置づけることを報告し、いずれも承認された。武正公一組織委員長が同じく規約30条2項に規定する党所属の青年議員等による青年組織として「党全国青年委員会」を新たに設置することを報告し、承認された。

 協議事項では、玄葉光一郎選挙対策委員長が(1)参院選候補者の内定から公認・推薦、比例名簿登載者への切り替え(2)参院比例名簿記載順番(3)時期衆院総選挙(小選挙区)候補者の公認内定――を提案し、協議の結果提案通りに決定した。枝野幹事長が代表選挙規則と倫理規則について、これまでの両院議員懇談会、全国幹事会での議論も踏まえ、一部条文の誤りを修正した上で決定したいと提案し、異議なく提案通り決定した。国会閉会中及び選挙期間中については常任幹事会は定例開催とせず、機関手続きが必要となる場合には岡田代表と枝野幹事長に判断を一任することを決めた。

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