馬淵澄夫副幹事長は10日、千葉県市川市と船橋市で水野賢一(みずの・けんいち)候補予定者とともに街頭演説を行った。

馬淵副幹事長と水野候補予定者

 市川駅前で馬淵副幹事長は、10年ほど前、自身や水野候補予定者など当時の若手国会議員が党派を超えて集まり、予算委員会や党首討論といった「国民に見える国会」を積極的に進めるよう国会改革を提言したことを紹介。「水野さんの改革の精神は今も変わらない。税金の無駄遣いを止める、行政改革、財政改革を進めていかなければならない。そうした課題に改革者魂を持ってチャレンジャーとして挑み続けてきたのが水野さんだ」とアピールした。「水野さんに力を与えていただければ、『千葉県民は安倍政権に対して白紙委任ではない』という意思を示すことができる。野党結集を図り、皆さんの暮らしに密着した課題に対して解決の道筋を示していきたい」と訴えた。

水野賢一候補予定者

 水野候補予定者は、安倍政権が「新しい判断」として消費税先送りを決めたことについて、「いかにも不誠実だ。安倍総理が『消費税を増税できる経済状況ではない』というのは事実だが、これまで安倍総理は再三にわたってアベノミクスの効果を大いに誇っていたはずだ。消費税を上げられないというのなら、アベノミクスの行き詰まりを正直認めるべきだ」と批判し、さらに「消費税増税の先送りを、国会が閉会した直後に発表するのも極めて不誠実だ。消費税引き上げの際の軽減税率については、消費税を上げる前提で議論し、法律を成立させながら『消費税を上げない』と言うのなら、国会で審議をして国民の信を問うべきだ」と主張した。

 その上で、今回の参院選から18歳選挙権がスタートすることについて、「選挙権年齢の引き下げは昭和21年以来70年ぶりだ。この歴史的な意義深い選挙で、1強多弱と言われる政治状況に風穴を開けていくために、しっかりと頑張っていく」と決意を表明した。