山尾志桜里政務調査会長は10日夜、安保法制に反対する10代のグループ「T-nsSOWL」(ティーンズソウル)が国会正門前で開いた「安倍政権の退陣を求める国会前抗議行動FINAL」でスピーチした。

 山尾政調会長のスピーチの要旨は次の通り。

 「若い人が、おかしいことをおかしいと言う、ものを言う自由を守るのは私たち大人の責任。今日は高校生の皆さん、中学生もいるが、そういう若い人はたぶん心の中に不安があると思う。こんなことをやっていると友だちが減るんじゃないかとか。でもこうやって活動したことで、新しい友だち、新しい仲間もできたりとか、それでもいっぱい不安はあると思う。その不安は、私たち大人が引き受けてあげたい。自由のリスクをこんなに高くする安倍政権は、あの場所(首相官邸)から本当に去ってほしい。今この国は本当に自由が息苦しい。私も同じだ。(議員)バッジを着けさせてもらっているから、私は総理に直接言う役割だと思ってものを言う。ものを言うと、後ろからものすごいやじが来る。言えば言うほど、安倍総理は『山尾さん、あなた空振りしてますよ』とか『山尾さん、勉強不足ですね』とか言う。『どっちが勉強不足だ!?』と私は言いたい。自分のことを何度も何度も『立法府の長だ』と言い間違えて、世間様に知られないうちに議事録を書き換えて。テストが終わったあとで職員室に忍び込んで答案を書き直すわけにいかないでしょう? こんなことをやったら中学生・高校生の皆さんに笑われるでしょう? 議事録を書き換えるというのは歴史を書き換えることでしょう? しかもただの言い間違えじゃない。今までも何回かそう言っているのだから。私は、この参院選挙、皆で自民党の改憲草案をじっくり読む選挙にしたいと思っている。自民党の改憲草案を読めば読むほど、私たちの日本国憲法のすばらしさが分かる。皆で力を合わせてあの安倍政権を倒そう」

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