山井和則衆院議員は19日、山口市で開かれた「やまぐちデモクラシー 政治を取り戻す 県下連結アクションinやまぐち」に出席し、こうけつ厚(あつし)候補予定者を激励した。

山井和則議員

 こうけつ厚候補予定者は、政治学を専門とする山口大学前副学長。山井議員は 「日本は今、大ピンチだ。こうけつ先生に国会に来てもらい、日本を救ってもらいたい」と切り出し、昨年成立した安保法制で可能になった「駆け付け警護」を含む自衛隊の派遣が、当初は今年の5月に予定されていたが、安倍内閣は参院選後の11月に先送りしたことなどを指摘。「平和主義の日本、憲法9条のある日本は、世界に誇るべき日本だ。安倍内閣はそれを壊そうとしている」と主張した。

 その上で、与党が参院選で3分の2以上の議席を得れば、必ず憲法改正に突き進むとし、「選挙後に『なぜこうなってしまったのか』と悔やんでも後の祭りだ。子どもや孫たちのために絶対に阻止しなければならない」「平和を守る政治家、こうけつ厚先生を参院に送ろう」と呼びかけた。

こうけつ厚予定候補者

 会場の大きな拍手で迎えられたこうけつ候補予定者は元気いっぱいで登壇。「安倍総理は『アベノミクスのエンジンをふかす』と言うが、私は反対だ。『ふかす』ということ自体が失速していることの証明だ」と言い当て、「安倍総理の2枚舌、3枚舌に国民が翻弄されている。安倍総理自身もどれが本当か分からないのでは。政治家たるもの、自分の言葉で真実を語ることが大事だ。私は学生たちに、稚拙でも真実を語るようにと言ってきた。だから私は絶対に嘘をつかない。安倍総理のような不誠実なトップリーダーはいらない」と主張した。

4つの「C」で気勢を上げる

 そして、会場に集まった人々とともに4つの「C」(「安倍総理をチェック」「自公政権をクリア(=終らせる)」「山口から日本をチェンジ」「参院選挙はチャンス」)を唱和。「ここで穴を開けることができれば大きなインパクトになる。安倍政治の終わりの始まりの選挙にしよう」と気勢を上げた。

 この「県下連結アクション」は「戦争をさせない・9条を壊すな!総がかり行動山口地区実行委員会」の主催で、今回が10回目。この日は山井衆院議員のほか、共産党の笠井亮衆院議員、社民党の金子哲夫元衆院議員も出席した。また、各党の県内組織を代表する形で西嶋裕作民進党山口県連代表が連帯のあいさつに立ち、「こうけつ予定候補もフル回転で頑張っているが、この努力を無駄にしないためにもう1歩、もう2歩、みんなで動くことが必要だ。この動きをあと20日間でもう一度作っていこう」と呼びかけた。

内山共同代表はカエルに扮して「政治を変える、日本を変える」と訴え

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参加者も「変える」カードをかざしてアピール

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