細野豪志衆院議員は23日夕、参院選挙の党公認のひらやま佐知子候補とともに三島市内での街頭演説会に参加。「安倍政権にブレーキをかけることができるのはひらやま候補者だ」と訴え、支援を求めた。

細野豪志衆院議員

細野衆院議員

 「この選挙戦を通じて今の国会に必要なのは何なのか、今の安倍政権に欠けているものなのかを考えてほしい」と切り出した細野議員は、「安倍政権には根本的にブレーキの機能が欠けている」と指摘。高市総務大臣の電波停止発言に象徴されるように安倍政権のもとで報道規制が強まっていることや、安倍総理が消費増税の延期を国会での議論をせずに決めるなど国会軽視の姿勢を一例に挙げ、「こうした状況のなか、誰かが安倍政権にものを言っていかなければならない。ブレーキをかけなければならない。その役割をできるのはひらまや佐知子さんだ」と訴えた。

 また、ひらやま候補はアナウンサーとして地域を回り現場の声に耳を傾け続けてきたと紹介し、「非正規で頑張っている若い人たち、老老介護で苦労している高齢者の皆さん、そういう皆さんに光を当てる政策を彼女は実現してくれる。ぜひ、ひらやまさんへのご支援を」と呼びかけた。

ひらやま佐知子候補

ひらやま候補

 静岡県内でアナウンサーを始めて約20年になるというひらやま候補は、アナウンサー時代から「声を力に」をテーマに活動してきたと自己紹介。「なぜ声を聴いて回るのか、それは声を聴けば今の現実、皆さんの苦しみが見えてくるという思いで報道キャスターとして声を聴いてきた」などと熱く語った。

 「正社員になれない、経済的に苦しくて結婚もできない、子どもも産めない」などの若い世代からの不安の声、「老老介護で明日にはどちらかが倒れてしまうかも知れない」という高齢者の悲痛な叫び、「小さな子どもを育てながら夫婦共働きで働いても働いても生活がいっこうに良くならない」という子育て世代の悲鳴といったさまざまな声を受け止めてきたとして、「本当に困っている方々は待ったなしの状態だ。仕組みそのものを変えることはアナウンサーではできない。今度は仕組みを変える側に立って声を上げていきたいと決断し、国政に挑戦することした」「皆さんの声を力に最後の最後まで戦う。どうかもうひと押しの力を貸してほしい」と支援を呼びかけた。

「声を力に!」を掲げ全県を駆けめぐるひらやま候補

「声を力に!」を掲げ全県を駆けめぐるひらやま候補