安住淳国会対策委員長は25日、愛知県豊橋市で斉藤よしたか候補とともに演説会を行い、「斉藤さんは、『政策の1丁目1番地は教育だ』という人。こういう人こそ、愛知の代表として国政に送ってほしい」と訴えた。

安住淳国会対策委員長

安住国対委員長

 安住国対委員長は、2012、13、14年と3度の国政選挙で自民党を大勝させたことを振り返り、「今回また自民党に勝たせたら、4回連続で勝たせることになる。安倍総理の鼻はピノキオの鼻のように上向きに伸びて、憲法違反だと言っている集団的自衛権の行使容認も決めてしまった。数があるからといって戦後の道を踏み外すようなことをやったら、日本は民主主義国家じゃなくなる。そういう横暴を許してはだめだ。だから野党に力を貸していただきたい」と熱弁を振るった。

 英国のEU離脱で株価が下がり、年金基金の株式運用の損失が2.2兆円と言われていることについて、舛添前都知事の辞職と比べ「家族旅行の費用を政治資金から出した舛添さんはせこいけど、皆さんの年金資金を昨年度だけで5兆円も損失させて、さらに昨日1日で2.2兆円も損失させた総理大臣のほうがもっと悪いんじゃないか」と指摘し、アベノミクスを見直すべきだと主張した。

斉藤よしたか候補

斉藤よしたか候補

 小学校教諭だった斉藤よしたか候補は、「私は、子どもたちの未来を温めたいという思いで政治家になった。子どもたちの未来は決して温かくない。人口はどんどん減っていく、国の財政はものすごい借金を抱えている、高齢化率はどんどん高まっていく、さらに平和の危機まで訪れている。私たちは、今の時代に生きる者として、子どもたちの生きていく時代を、もっと豊かで、平和なものにしていきたい。それが民進党だ」と自らの思いを訴えかけた。

 教育現場で長く働いてきて経験から、「日本の教育費は高すぎる。国が教育にしっかりと投資して、皆さんの1人1人の負担をもっと減らしていく努力をしたい。教育・子育ての負担がちょっと少なくなれば、その分を消費に回すことができる」とし、「社会保障がどんどん削られて、教育にお金がかかって、先行きが不透明で将来が不安だ、ということだと景気が上向かない。そのためにも社会保障をしっかり充実させていく」と約束し、支援を求めた。

 演説会には、愛知13区総支部長の大西健介衆院議員、同14区総支部長の鈴木克昌衆院議員も駆け付け、「これからの参院を担っていく斉藤さんを、なんとしても再び国政に送ってほしい」と訴えた。

鈴木克昌衆院議員(左)、大西健介衆院議員(右)も駆け付けた

鈴木克昌衆院議員(左端)、大西健介衆院議員(右端)も駆け付けた