玉木雄一郎選挙対策委員会副委員長は27日、青森県五所川原市を訪れ、参院青森県選挙区から党公認で立候補している、たなぶまさよ候補の激励をした。

玉木雄一郎選対副委員長

玉木雄一郎衆院議員

玉木雄一郎衆院議員

 「何よりここに来たのは、いま青森県は全国で一番激戦区になっている。安倍総理や人気のある小泉進次郎議員が何回も青森に入っているのがその証拠だ」と青森県選挙区が五分五分の激しい戦いであることを説明した。

 「一言伝えたいことがあってきた。それは年金のこと。140兆円の大事な年金積立金に運用で穴を開けるわけにはいかないから、今までは国債を中心に運用していた。それを一昨年の秋、これまで最大24%のにしていた株式運用割合を50%に引き上げ、半分を株に突っ込んでいる。誰がなぜやったかといえば安倍総理で、理由は簡単だ。アベノミクスがうまくいっているように見せかけるには、とにかく株を上げ続けなければいけない」。アベノミクスがうまくいっているように見せかけるために年金の国内株式、外国株式への投資比率を安倍総理が増やしたのだと玉木議員は説いた。

 株式運用割合を大きく引き上げたとたん、株価が下落し、昨年度1年間だけで年金積立金に5兆円の運用損が出たと見られている。しかし政府は毎年7月上旬に行っている前年度運用実績の公表を、今年に限って7月29日まで遅らせることを決めた。玉木議員は、「7月10日の参院選の投票日の前にこの皆さんの年金の巨額損失が国民の皆さんに知れ渡ってしまうと不利だから、選挙が終わってからでないと知らせないようにしたのだ」と指摘。「年金は増えるどころか減っていく。年金を減額する法案も国会に出ている。こんなことを許して、そして選挙でこのまま安倍政権が勝ってしまったら、『国民の皆さんに承認してもらいましたから、年金は減額します。株にもっと突っ込んで、年金を減らして終わりです』。こんなこと許してはいけない。そのために日本一の激戦区青森県で、皆さんの年金や暮らしを守るためにも、たなぶまさよさんに力を貸してください」と支援を強く訴えた。

たなぶまさよ候補

たなぶまさよ候補

たなぶまさよ候補

 たなぶ候補は衆院議員を3期務めた経験がある。「農業の戸別所得補保障制度を実現させたのは民主党だった。漁業版所得補償である漁業共済の『積立ぷらす』による収入安定対策を実現したのも私たち。なぜそういうことをしたか。地方の暮らしが豊かでなければ真の経済成長を果たせないと私たちは知っているから。ぜひこれからの時代を生きる若い人たちにも安定と安心をつなげていきたいと思っている」と衆院議員時代に地方経済のために取り組んだ政策の実績をアピールした。

 「青森県民の所得は全国でワースト3位。光の当たる人たち、力の強い人たちの声は十分に国政に届く。私が届けなければいけない声は、ふるさと青森で歯を食いしばって産業を守り、命を守り、この地域を守っている人たちの声にならない声。それをしっかりと国政に届けることだ。このまま自民党が勝つことになれば、その人たちの声はまた届かなくなってしまう。どうか私に力を与えてください。ふるさと青森を守りたい。子どもたちの未来を守りたい。そしていま平和を守り抜きたい」。たなぶ候補は全力を尽くすとアピールし、支持を求めた。

たなぶまさよ候補
升田世喜男衆院議員も加わってガンバロウコール

升田世喜男衆院議員も加わってガンバロウコール