安住淳国会対策委員長は28日、岩手県盛岡市の県庁前で開かれた4野党合同街頭演説会に参加し、岩手県選挙区から立候補している4野党推薦・無所属のきどぐち英司候補を激励した。街頭演説には、達増拓也岩手県知事、志位和夫日本共産党委員長、又市征治社民党幹事長、小沢一郎生活の党代表(演説順)も参加した。

安住淳国会対策委員長

街頭演説する安住国対委員長

 安住国会対策委員長は東日本大震災当時、民主党政権下で財務大臣として達増知事と復旧・復興のため連絡を取り合い、毎年の陳情が不要となる復興特別会計を組んだことを紹介した。 その財源として、個人の所得税と企業の法人税に復興特別税を上乗せしたが、安倍政権になり企業の負担(法人税上乗せ分)を廃止したと指摘、「大変憤慨している。そんな不正義がまかり通るような復興をやらせてはダメだ」と大企業優先の政治を批判した。

 安保法制と憲法をめぐる問題について、「戦後日本の政治では、自民党の政権ですら憲法で認められていないから集団的自衛権はダメだということで一貫してきた。小沢先生の師匠である田中先生だって、大平先生だって、三木先生だって、最近で言えば中曽根先生だって、森さん、小渕先生、橋本先生………言ったらきりがないからもうやめるが、安倍総理自身、第一次内閣でこれはだめだと言ってたではないか。何故多数を取って圧勝したら集団的自衛権は憲法違反でないなんてことが言えるのか」と安倍政権姿勢を厳しく批判した。また、「政治は数が増えればおごりがでる。われわれ民主党もそういうところがあったと思う。本当に深く反省し、もう1回政権にチャレンジする野党の再結集のために、この参議院選挙、さまざまなことを乗り越えて、いまこうしてこの場に立たせていただいていることは感慨深い」と述べ、野党4党が推薦するきどぐち候補への支持を訴えた。

 達増知事は岩手県知事就任以来、知事政務秘書だったきどぐち候補と一緒に県政に取り組んできたことを紹介し、支援を訴えた。

ガンバロウコール
色とりどりのプラカードを持って参加した市民

色とりどりのプラカードを持って参加した市民