3日、辻元清美役員室長は、山梨県甲府市を訪れて参院選党公認の宮沢ゆか候補の応援演説を行った。

辻元清美役員室長

辻元清美役員室長

 「安倍政権ができて4年近く経っている。また『アベノミクスこの道しかない』また『道半ば』と言っている。いつになったら『道半ば』で無くなるんだ」とアベノミクスがいつ完成するのか辻元役員室長は疑問を投げかけた。続けて「5年か10年か。私は5年経っても10年経っても庶民の暮らしは良くならないと思う。アベノミクスというのは一部の金持ちにしか向いていないから」と断じた。また辻元役員室長は、総理がアベノミクスがうまくいっていると言っていることについて「皆さん、年金は減っていないか。アベノミクスが成功したのに何で年金が減るのか」と述べ、「110万人の雇用が増えたと自慢しているけれど、そのうち90万人が65歳以上の人たちの仕事、それも派遣やパート。65歳を超えて年金では食べていけないから、アルバイトしたりするという仕事が90万人増えている」と雇用増加の実態が実は年金だけでは暮らしていけないからだと指摘した。年金の積立金の運用についても「総理はこの大事な年金の積立金を勝手に株式市場に半分以上投資をして、ごっそり株を買ってそれで株価を買い支えてきた」と年金積立金の運用にも触れ「結果、株価が下がって、この1年間で5兆円もみなさんの年金が目減りしている。そして、この年金が減ったということを参議院選挙の後まで隠している。こんなこと許せない」と訴えた。最後に「年金を守るため、子どもたちの未来を守るため、平和を守るため、宮沢ゆかとお願いする」と支援を訴えて演説を終えた。


宮沢ゆか候補

宮沢ゆか候補

 テレビの子ども番組の主演経験があり、子育て支援活動30年の経験がある宮沢ゆか候補。この日も「子どもは私たちの未来、希望、子どもの生まれない世界に明日はない。お金のことよりも子どもの命の方が大切」と述べた。また「子どもが幸せに産まれて幸せに成長できる社会、そういった社会をつくることが明日を築く。介護、年金の問題も子どもがいなくなってしまえば立ち行かなくなる。今なら間に合う。今なら、こうやってお母さんたちも頑張っている。だから私たちは子どもが幸せに安心して、生まれて豊かに育つ社会をつくりたい」と訴えた。安保法制についても触れて「私たちは子どもたちに平和な未来を残さなければいけない。戦後70年、先輩たちが泣きながら、苦労しながら一歩一歩作ってくれた平和憲法をなぜここでストップさせなければいけないのか」と述べ「平和な日本をつくりましょう。そのためにも私が国政に行って安保法制を廃止しなければいけない」と訴え、あと一歩で相手候補に手が届くと会場にさらなる支援を求めた。

ママの会と記念撮影

ママの会と記念撮影


支援者と握手