参院選に鳥取県・島根県選挙区から立候補している福島浩彦候補は5日夕、江津市・大田市・出雲市など島根県を中心に精力的に街頭演説活動を行い、同日夕には出雲市駅で、亀井亜紀子民進党島根県連副代表、共産党の仁比聡平参議院議員、社民党島根県連合副代表の山本誉県議会議員とともに合同街頭演説会を開いた。

亀井亜紀子民進党島根県連副代表

熱く語る亀井県連副代表

熱く語る亀井県連副代表

 亀井県連副代表は冒頭、「ただの参院選挙ではない。とても大きな意味を持つ、日本の将来を決める選挙だ。与党に野合だと言われようと、少々の政策の違いを乗り越えて、3党がそろって今こうやって選挙活動を一緒にしている」と訴えた。

 そして今の自民党の体質について「私の親は自民党に20年以上いた保守系の政治家です。私も自分で保守系の政治家だと思っているが、安倍さんのやっていることは保守ではない。伝統的な保守というのはハト派で、安倍さんのようなタカ派はごく一部。郵政解散までは主流派と非主流派がいて、総理が滅茶苦茶なことをやったり、法案に問題があったり、非民主的に決めたりしたら、きちんと党内で反対意見が出た。しかし、あの選挙で、反対した人に対して刺客を立てた。そのことによって、その後から与党の議員は政権に対して一切ものを言わなくなった」と批判し、自民党支持者でも保守系の人には「今回は野党を応援していただきたい」と支持を訴えた。

福島浩彦候補

訴える福島候補

訴える福島候補

 福島候補は、高校の授業料無償化について「1回は所得制限なしの高校授業料無償化が実現した。これは非常に大切な政策だった。しかし当時の野党だった自民党はこれをバラマキだと言って批判し、自民党が政権に戻ったら所得制限が入った。その結果、何が起こったか。同じクラスで授業料を払っている生徒と、払っていない生徒の間に分断が生まれた。こうした分断が高校生の心の中にどういう変化をもたらすのか、高校生がどういう思いをするのか、そこに安倍総理は何の思いもはせていない」と批判し、教育について底上げの重要性を説き、暮らしやすい社会をつくる必要性を訴えた。

福島候補への支援を訴える3党

福島候補への支援を訴える3党

応援に応える福島候補

応援に応える福島候補