民進党は26日、第10回常任幹事会を党本部で開いた。

 岡田克也代表は冒頭のあいさつで、同日未明に神奈川県内の障害者施設で起きた殺傷事件について、「衝撃的な事件で、お亡くなりになった方に心から冥福をお祈りし、関係者にお悔やみとお見舞いを申し上げる。起きてはならない事件だが、しっかりと事実関係を究明し、再発防止のための措置をしっかり講じていく責任が政府にはある」などと述べた。

 東京都知事選については、「3人の候補者が団子状態のような形で最後の追い込みに入っている。鳥越さんも非常に元気に各地で活動していただいている。都知事選の性格もあるのだろうが、わが党も含めて各党支持者がかなりばらけてしまっているということもある。鳥越さん自身があちこちで演説をされて、無党派層を中心に支持を募っていくと同時に、やはり民進党支持者をできるだけ固めていくという作業が非常に重要で、常任幹事の皆さんもお知り合いや党員サポーターへの働きかけをお願いしたい。私も基本的にはご本人とは別に街頭演説などを明日から行うこととしている。それぞれの(地区の)総支部長が一生懸命活動しているので、それをしっかり後押しするような活動もぜひお願いしたい」と党役員、常任幹事らに要請した。

 報告事項で枝野幸男幹事長は、同日13時から野党4党幹事長・書記局長会談を開き、先の参院選で野党が共同して推薦し当選した無所属議員の会派所属問題などについて確認したこと、代表選挙管理委員として難波奨二参院議員を追加選任したこと、民進党代表選挙については、党員・サポーター登録の確定などの事務的作業の進捗を見ながら9月上・中旬で調整中であることなどを報告した。

 協議事項では、玄葉光一郎選挙対策委員長が10月6日告示、同月23日実施の岡山県知事選挙に無所属で現職の伊原木隆太氏を推薦することを提案し、協議の結果提案通り決定した。枝野幹事長が「民進党のハラスメント防止指針(案)」を提案し、次回常任幹事会で正式決定することとなった。

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