民進党の参院会派、民進党・新緑風会で29日の議員総会終了後、新役員に選出された小川敏夫参院議員会長、小川勝也参院幹事長、榛葉賀津也国会対策委員長がそろって記者会見を開いた。

 小川参院議員会長は「今回、会派の人数が減ってしまい、現段階で51人が安倍政権に対峙(たいじ)していくためには全員でしっかり団結して取り組むことを優先して考えた。そうしたなかで、新しい3役とそれ以外の役員布陣も実力と経験を重視して、与党と対決できる、様々な分野で力を発揮できる体制を作り上げたと思っている。抱負は安倍政権の暴走を許さないということ」と抱負を述べた。

 小川参院幹事長は「国会の鬼検事が議員会長なので、その会長を上回る厳しさで51人の結束をもって安倍政権に対峙したいと思っている。一人ひとりのポテンシャルを最大限引き出すのが大事。国対委員長と協力して可能な限り野党共闘の中でわれわれの力が2倍にも3倍にも引き出されるような、そんな国会運営に一致結束して当たっていく。一にも二にも新会長を支える気持ちで頑張っていく」と決意を述べた。

 榛葉賀津也参院国会対策委員長は「51人全員で全力を尽くす。自民党が単独過半数を持つということで議運、国対の仕切りが大変難しくなると思うが、無い知恵を絞って、野党の声は国民の声だと肝に銘じて、これからも小川議員会長を支えていく」と決意を述べた。