民進党は2日、第11回常任幹事会を国会内で開いた。

 岡田克也代表は冒頭のあいさつで東京都知事選挙の結果にふれ、「結果は残念だったが、鳥越さんには非常にがんばっていただいた。まず、出ることを決断していただいたことに私は非常に感謝している。選挙戦も三つ巴の中で、結果は3位だったが、いろいろな荒波を乗り越えて最後まで踏ん張っていただいたと思う。都連あるいは党本部だけではなく、それぞれの議員の皆さん、あるいは各道府県連で電話作戦などさまざまお支えいただいたことに心からお礼申し上げたい。都知事選挙の結果あるいは経過についてはこれまたいろいろと反省すべき点もあるし、ある意味では政党よりも無党派層が大きく動いた結果になったのかなと思う。必ずしも安倍政権が盤石ではないということも同時に示したものではなかったかと思う。そういうことも含めて、これからしっかり党の再生に向けてともに努力していきたい」と述べた。

 協議事項として、玄葉光一郎選挙対策委員長が「選挙対策委員会規則」案を提案し、提案通りに決定された。枝野幸男幹事長は前回の常任幹事会で提案した「民進党のハラスメント防止指針(案)」等について、その後特段の意見も出なかったことから、原案通り決定したいと報告し、了承された。3月の民進党結党時に選出された岡田代表の任期満了に伴う代表選挙については(1)党規約に基づき党員・サポーターで日本国民である者、党籍を有する自治体議員、国政選挙の公認候補予定者、所属国会議員による選挙によって行う(2)代表選挙期日を9月15日とし、9月2日に告示する(3)代表選挙実施のための臨時党大会を9月15日に招集する――ことを決定した。