安住淳代表代行は28日午後、定例記者会見を国会内で開き、(1)核兵器禁止条約制定決議案への日本政府の対応(2)野党連携のあり方と連合との関係(3)野党第1党としての対与党戦略――等に関して記者団の質問に答え、見解を語った。

 野党連携のあり方と連合との関係に関して問われ、「連合といってもさまざまな組合があり、政策テーマによってはわが党と相いれない対応をするということもよくあったし、全国には選挙はさまざまある。新潟県知事選を取り上げて、ことさらに連合批判をするのは大人げないと思っている。ただ、(記者の)皆さんから見たときに自公を相手に選挙するときのすっきり感がないのではないかという点に関しては、国民の皆さんにもそうした考えをもっている人も多いだろう。私としてはいよいよ総選挙になったときは野党第1党の民進党代表は、今の政治状況のなかでは野党の総大将で戦うしかないと思う。そこで不協和音があっては選挙にならないので、そういう意味ではほかの野党との連携はやるべきだと思うし、そのために乗り越えなければならない課題の一つに、いろいろな政策テーマと支援団体の関係がある。ただ、それは決して乗り越えられないものではないし、連合内部にもさまざまな意見があるので、一つずつ丁寧にやることによって解決する。解決ができなければ自民党を利するだけなので、排除主義に陥ることなく広げていくという意思をもって仲間を増やしていくような運動にしていかないといけない」と述べた。