山井和則国会対策委員長は２日、２度目の自民党との国会対策委員長会談を国会内で行い、会談終了後に記者団の取材に応じた。
山井国対委員長は、会談で自民党の竹下国対委員長から２点回答と提案があったことを明かした。１点目は、竹下国対委員長が官邸と相談した結果、山本農水大臣を辞任させないことにしたこと。２点目は、４日金曜日にＴＰＰの委員会採決と本会議に緊急上程を行い採決をしたいということだった。これに対して山井国対委員長は「山本農水大臣は、大臣の資質に欠けると言わざるをえないので、これについて何としても辞任が必要と言った。４日の委員会採決、そして本会議の緊急上程に関しては、このような状況でそのような提案をしてくること自体ありえない。強く反対し撤回を求めた」と協議が決裂したことを述べた。
政府、与党の対応がこのままの場合、今後の本会議やＴＰＰを含めたすべての委員会の日程協議に応じないのかとの記者からの質問に山井国対委員長は、「このままでは正常に国会で審議できる状況ではないと思っている」と今後の全ての日程協議に応じないことに含みを持たせた。
