安住淳代表代行は9日午後、定例の記者会見を国会内で開いた。

 与党側が10日にTPP協定承認案と関連法案の衆院本会議採決を求めていることについて問われ、「もしトランプ氏が当選するようなことがあって、明日日本がTPP協定を強行採決したら世界の笑い者になる。アメリカの(議会でTPP承認の)見通しが何もない中で、与党だけで強行採決をしたら本当に恥ずかしい話だ。冷静に国益のために考えた方がいい」と安倍政権のTPPをめぐる強硬な対応に猛省を促した。この他、自民党の竹下国対委員長の博多駅前道路陥没事故をめぐる失言問題、衆院議院運営委員会で本会議の日程を協議中に突如TPP特別委員会で強行採決するという自民党の前代未聞の国会対応、自民党が審議入りを目指しているカジノ法案への対応――等の質問に答えた。