野田佳彦幹事長は23日、訪問先の埼玉県春日部市で記者団の取材に応じた。

 自民・公明両党の国会対策委員長が前日の22日、年金改革関連法案(年金カット法案)の審議時間は十分だとして25日の委員会での採決を合意したことに関する受け止めを問われ、「論外。審議時間はまだ15時間ちょっとだと思う。厚生労働省関係の重要広範議案はだいたい30時間前後は審議しているから、その意味ではまだまだだ。法案自体もいくつかの改正法案を束ねたもので、その意味でも、1つ1つの丁寧な議論がまだ出来ていない」と述べ、25日の採決にはまったく応じられないとする考えを示した。