民進党は29日、第22回常任幹事会を国会内で開いた。

 蓮舫代表は冒頭のあいさつで、同日午後の衆院本会議での与党による年金カット法案の採決強行について「すべての国民に関わる大きな問題が、わずか19時間の審議で強行的な採決。いったい将来の年金額がいくらになるのか、この試算も明らかにされないまま、こういう行動に出たことに対して強く抗議したい」「国民に不都合なことが知られる前に強行採決を繰り返す総理、今の内閣、与党の姿勢にはまったく納得がいかない」などと厳しく批判した。

 報告事項では、野田佳彦幹事長が、高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例が青森・新潟両県で見つかったことを受け、党として同日朝、玉木雄一郎幹事長代理を責任者とする情報連絡室を設置したことを報告した。

 協議事項では、馬淵澄夫選挙対策委員長が、次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の公認内定と推薦について提案し、承認された。

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