民進党は13日、第23回常任幹事会を国会内で開いた。

 蓮舫は冒頭のあいさつで、「いよいよ明日が会期末となり、まさに大詰め。年金カット法案、われわれは現段階でも政府の説明不足という点は納得はしていない。ただ参院での審議、われわれの仲間の質疑を通じてようやく政府が一時的に賃金がマイナスになることも踏まえた形での試算を年内に公表することを明言した。ようやくだ。衆院ではずっと否定したものをようやく認めた。こうしたこともあり、付帯決議で政府が暴走しないような歯止めをかける。その部分での質疑を通じて本日の委員会採決を認めることにした。他方で今日も内閣委員会でカジノ、IR法案の質疑が行われている。違法性の阻却、ギャンブル依存症への対策、ほぼ質疑者と答弁がすれ違ったままで、やはり国民の不安の声に納得できるしっかりした答弁は返ってきていない。明日は会期末。当然もう時間がないというのが一般的な常識ではないか。廃案にぜひ追い込んでいただきたいと思っている」「政府・与党が立法府の品位を汚すようなことをやってくるとは思わないが、仮にそうした手段が取られた場合には、民進党としてはあらゆる手段を通じて国民の声にしっかりと向き合う対応を取っていく」と述べた。

 報告事項では、野田佳彦幹事長が(1)市民連合との意見交換会の再開(2)拉致問題対策本部の構成(3)鳥インフルエンザ対策本部の構成――について報告した。榛葉賀津也参院国会対策委員長は、年金カット法案、カジノ法案についての参院での取り組みの現状を報告した。

 協議事項では、馬淵澄夫選挙対策委員長が次期衆院総選挙(小選挙区)の新たな候補者公認内定と次期東京都議会議員選挙候補者の第2次公認について提案し、了承された。

PDF「次期衆院総選挙(小選挙区)候補者公認内定」次期衆院総選挙(小選挙区)候補者公認内定

PDF「東京都議会議員選挙候補者公認(第2次)」東京都議会議員選挙候補者公認(第2次)