蓮舫代表は8日、党本部で今年最後の定例記者会見を開き、少子化、来年度予算などについて見解を述べた。

 蓮舫代表は、「1年間で誕生する新生児が100万人を切り98万人になった。第1次ベビーブームの時は200万人の赤ちゃんが生まれていた」として、「少子化、人口減少の時代に入ってきてしまった。日本の最大の政治課題だ」と指摘した。

 来年度予算の概算閣議決定については、「相当高い数値で税収を見込んでいる。甘く見ているのではないか。仮に下ぶれた場合は補正予算を組まなければならない。赤字国債に頼り、財政規律を守れない予算に陥ることがないよう、来年の国会で追及したい」と述べた。

 記者団から代表就任100日の感想を聞かれ、「一歩一歩がんばって前に進んでいきたい。挑戦する野党という原点を忘れず、対案を持ち、政府が間違っていればそれを間違っていると言える民進党でありたい。(来年の)酉年に、皆で羽ばたきたい」と答えた。