蓮舫代表は24日、「FOR NEXT」キャンペーンの第6弾として大阪市を訪れた。

 初めに西成区にある子ども支援施設「こどもの里」を視察。同施設は1977年、釜ヶ崎の子どもたちに健全で自由な遊び場を提供したいと、子どもたちの遊び場(ミニ児童館)「子どもの広場」として「聖フランシスコ会『ふるさとの家』」の2階の1室で始めたもの。やがて、借金や家庭内暴力から逃げてきた行き場のない子どもや親の緊急避難場所となり、80年に「守護の天使の姉妹修道会」がこの活動を引き継ぎ、現在の場所に「こどもの里」を開いた。

 96年には大阪市の「子どもの家事業」として認可を受け、補助金を受けるようになったが、2013年度をもって大阪市(橋下市長=大阪維新の会代表・当時)は「子どもの家事業」を廃止。今まで通り0歳から18歳までの全ての子どもたちが利用できる遊び場、居場所を守っていく活動をするため、14年度より乳幼児とその保護者を対象とした「大阪市地域子育て支援拠点事業」(つどいの広場)を開設した。

 15年4月、活動をより一層充実させるため活動主体を「NPO法人こどもの里」とし、16年5月には義務教育を終了した子どもたちが自立した日常生活や社会生活を営むことが出来るよう、共同生活をしながら日常生活の援助や生活指導、就業の支援を行なう「児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)」を開設した。今後は、障害を持つ親やその子ども・家族の日常生活を支え、ニーズに応じた利便性の高いサービス情報を提供する「地域生活支援事業」を目指すという。

 次に、中央区にあるレンタサイクルサービス「HUBchari(ハブチャリ)」の拠点の一つを訪れた。ハブチャリは、ホームレス状態を生み出さない日本を目指して川口加奈理事が立ち上げたNPO法人Homedoorが運営しており、元ホームレスを雇用することで自立支援を行っている。この取り組みは、民主党政権が推進していた「新しい公共」の考え方のもと、川口氏が大学3年生の時、住吉区の助成により実現したもの。

 同席した佐野氏も当時ホームレスで、川口理事から「路上生活からでも働ける仕事を作った」と声をかけられ、この仕事を始めた。佐野氏は声をかけられ当初、不審がっていたが、川口理事の熱心な姿に影響を受け始めたという。

 視察後、蓮舫代表は記者団の取材に応じ、「子どもたちの居場所の問題、路上生活をしている方々への自立支援のあり方、元気な女性たちが行っているという現場を見せていただいた。私たちが提案してきた新しい公共という考え方が、こうして根付いているのを見て、新しい公共、NPOの皆さんの力、公益法人の方々の知恵や力をしっかり支えていきたいという思いを新たにした」と今回の視察を振り返った。

 視察には、辻元清美衆院議員、矢田わか子参院議員、大星なるみ府連男女共同参画委員長・八尾市議会議員、尾辻かな子大阪2区総支部長が同行した。

 その後、天王寺駅前で、「大阪まちかどトーク」と題し、「子どもの貧困」や「女性と政治」など、現在日本の抱える問題について訴える活動を行った。トークには、視察で同行した議員・支部長の他、白岩正三府連政調会長、猪奥美里奈良県議が参加した。

HUBchariで貸し出しの準備をする佐野さん

HUBchariで貸し出しの準備をする佐野さん

蓮舫代表と辻元議員

蓮舫代表と辻元議員

大阪まちかどトークの様子

大阪まちかどトークの様子

街頭宣伝車とあべのハルカス

街頭宣伝車とあべのハルカス