江田憲司代表代行は1日、定例記者会見を国会内で開き、自身が座長を務める「ムダ遣い解消プロジェクトチーム――ダレノ(誰の?)ミクスプロジェクト」の取り組みを報告するとともに、同日質疑に立った衆院予算委員会の論点について語った。

 「ムダ遣い解消プロジェクトチーム――ダレノ(誰の?)ミクスプロジェクト」の取り組みについては、第7回目は2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催費用等の問題、第8回目としては文部科学省に端を発した天下り問題に関する実態調査・ヒアリング等を行い、第9回目となる2日は豊洲市場の問題を取り上げることになる旨を報告。「現状の卸売り市場は、豊洲に限らず農水大臣の認可が最終局面で必要だが、その認可基準の中に安心・安全基準が明示されていない。豊洲に移す移さないということに関係なく、国民の口に入る生鮮食品の安心・安全をしっかり担保しているということを法律上しっかり明記すべきだと考える。本日の予算委員会質疑でも農水大臣、総理大臣からも『卸売り市場全体を考えるさまざまな改革を考えるなかで法律改正も検討していく』という前向きな答弁もあった。明日はさっそく都議団の皆さんも集めて、年末以来検討してきた卸売市場法の改正案について意見交換して党内手続きを進めていきたい」と述べた。