安住淳代表代行は15日午後、定例の記者会見を国会内で開き、(1)2017年度予算審議(2)安倍総理夫人が名誉校長を務める小学校の用地が破格の安値で国から払い下げられた問題――等について発言した。

 現在審議中の2017年度予算について自民党幹部が2月中の衆院通過を表明したことについて問われ「国会は国民が聞きたいと思うことを野党がきちんと聞くためにある。衆院議長が指摘している通り、与党は慎重に国会を運営してもらいたい」「特に防衛大臣、法務大臣、文科大臣は、高校生で言えば、赤点だと思う。国民が資質について相当疑念を持っている以上は、資質を含めて徹底的に時間をかけて審議していかなければいけない」と語った。

 安倍昭恵首相夫人が名誉校長に就いている新設予定の小学校用地が隣地の10分の1の破格の安値で財務省から払い下げられた問題については「国有財産である土地等を民間に譲渡する時は、国民の財産なので、いかなることがあっても、誰が見ても公平性が重要だ」「名誉校長が総理の夫人という理由で、その払い下げに公平性、公共性にそぐわないものがあれば、糾弾しないといけない」と述べた。