安住淳代表代行は24日午後、定例の記者会見を国会内で開き、(1)女性候補者の擁立について(2)大阪・豊中の国有地売却問題――等について発言した。

 女性候補者をいかに増やしていくかという記者からの質問に対して、「お子さんのいる女性が立候補するのは大変なので、相当なサポートが必要。衆院選に向けてすぐに半分までというのは大変だが、できればヨーロッパの普通の国並みには女性に出てきて欲しい。特に県議会などで女性の声を反映することが大事だ。また、地方には政治の担い手が少ない。職業を持ったまま立候補できる制度など、環境を変えていく必要がある。経済的なサポートを含めて、女性に手厚くしていきたい」と語った。

 大阪・豊中の国有地売却問題については「あの土地を実質200万程度で手に入れているのはあり得ない。役所の説明も理解できない。安倍夫人の名を使って寄付を集め、事実上無償提供のような形で土地を取得したのでは。誰がこのような悪知恵を働かせて土地を取得したのか、それを果たして役所が関与しているのか。政治家の名を借りて総理の威光を背に、ここまで進めてきたのではないか。理事長は参考人として出てきて国会と国民の前で説明すべきだ。与党はなぜ隠すのか。あらゆる機会を通して実態の解明をしていきたい」と述べた。