民進党森友学園調査チームは１日、前日に学校法人森友学園の小学校建設現場（大阪府豊中市）を視察した報告のために国会内で記者会見を開いた。

　座長の今井雅人衆院議員は冒頭、（1）小学校の建設現場（2）豊中市役所（3）大阪府私立学校審議会の梶田会長（4）森友学園系列幼稚園の元園児の保護者１名――をこの視察で訪問したことを報告した。

　今井議員は小学校の建設現場を訪問した際、近隣住民の話として「校庭の下もごみを撤去しているのはあり得ない。トラックも全然見ていない」と証言していたことを報告した。

　豊中市役所を訪れ浅利市長と面会した際には、市長は「あんな学校を建てるのかと苦情が散々来ている。本当に迷惑」と話し、「廃棄物が有る無いということが話題になっているにも関わらず、森友学園からも業者からも一言もあいさつもない」と憤っていたことを報告した。

　今回初めて視察に同行した川合孝典参院議員は、「処理にかかった金額と１立方メートル当たりの費用を割るとおよそ２万立方メートルくらいの量になるので、それを考えた時に現実問題として、あの状況、実地調査をしただけではそれがあるとは見えなかった」と視察した際の感想を語った。