小川勝也参院幹事長は7日午後、定例記者会見を国会内で開いた。

 参院議長のもとに参院の「1票の格差」問題などを協議するための参院改革協議会が7年ぶりに設置されることになった。この経緯について小川幹事長は、8日の本会議後、議員総会を開催し報告する場を作ると述べた。

 森友学園の国有地払い下げ問題については、(1)共産党の小池晃議員や福山哲郎議員は安倍総理夫妻の名誉を傷つけるような質問は一切していない(2)総理の夫人が名誉校長ということで、書類を審査する行政側に影響があったのか(3)公務員を随行させた行動や、名誉校長等に名前を使うことの影響など、昭恵夫人の行動や公人か私人かの問題について審議が必要(4)小学校卒業後の進路、補助金、建築費の見積もりなど新しい問題提起(5)関係省庁担当者と籠池理事長の参考人招致――などについて発言した。

 記者から、籠池理事長などの参考人招致について菅義偉官房長官が消極的な姿勢を示したことについて聞かれると、「違法性があれば警察が動く。違法性がある場合は国会に招致する案件にはならない」と述べ、菅官房長官の認識が間違っていると指摘した。