小川敏夫参院議員会長は9日夕、定例記者会見を国会内で開いた。

 参院議長のもとに参院改革協議会が7年ぶりに設置されたことについて「気になるのは選挙制度改革をやらないのかという点だ。そもそも参院の選挙制度は違憲問題がある。選挙が無効とならない理由の一つに、国会が独自に検討していることも最高裁の判断に含まれる。次の選挙まで少し時間があると決まっている今、何も検討しないというのは許されない。他のテーマをやるのであれば、選挙制度に特化した協議会を直ちに立ち上げるべきだ。参院選挙制度、定数問題、定数の不平等・違憲状態と最高裁の判断――等の問題があるなかで、協議をしないのは許されない」と、次の選挙までに措置することの必要性を強調した。