山井和則国会対策委員長は14日、定例の記者会見を国会内で開いた。

 この中で山井国対委員長は、15時から与野党国対委員長会談を開くとし、「あらためて籠池理事長などの参考人招致を強く求めていく」と語った。

 稲田防衛大臣が学校法人森友学園の籠池理事長夫妻から弁護士時代を通じて法律相談を受けたり、訴訟代理人として裁判を行ったことはないと答弁してきたことについて、12年前に森友学園の訴訟代理人となっていたという記録が出てきたことから、「稲田大臣の森友学園との関係に関する答弁が虚偽答弁であったならば辞任に値する。与野党国対委員長会談で稲田大臣の辞任について与党に強く求めたい」と述べた。

 13日の参院予算委員会で、安倍総理が森友学園系列の塚本幼稚園での講演を一度は引き受けたことが明らかになったことについては、「森友学園と安倍総理夫人のみならず、安倍総理本人も近しい関係であったのではないかと推察せざるを得ない」と語った。

 山井国対委員長は、大阪府議会で自民党議員団が籠池理事長の参考人招致を求めているとして、「当然、安倍総理や(国会の)自民党も参考人招致を受け入れるべきだ」と述べた。籠池理事長が稲田防衛大臣に顧問弁護士を頼んだことを証言しているにも関わらず、稲田防衛大臣が関係を否定していることについては、「どちらかが嘘をついている。このことについてもしっかり籠池理事長に国会に来ていただいて、明らかにすべき」と重ねて籠池理事長の参考人招致の必要性を強調した。