榛葉賀津也参院国会対策委員長は17日午後、定例記者会見を国会内で開いた。

 参院予算委員会での籠池氏の証人喚問が23日に決まったことについて、「今まで参考人招致要求には『民間人はハードルが高い。官僚は呼んだことがない。違法性がない』などと言い訳をしていたのに、『総理から100万円の寄付』という報道があるや否や、『総理の名誉に関わるから参考人招致ではなく証人喚問だ』となったとは、国民をばかにしている。国有地に関わる疑惑や国民の不満には答えずに、総理に泥がかぶりそうになったら慌てて証人喚問とは、どちらを向いて政治をやっているのか。与党には猛省を促したい」と強調した。 

 また、籠池氏以外の関係者の証人喚問については、「籠池氏だけの証人喚問で終われない。現状は参考人招致を拒否していた時と何ら変わっていない。迫田氏をはじめ、関係する役人もきちっと国会に出すということだ」と述べ、関係者の証人喚問を求めた。