小川勝也参院幹事長は21日午後、定例記者会見を国会内で開いた。

 今後の国会状況について、(1)23日の参院・衆院の証人喚問が一つの大きな山場となる(2)来週28日には予算が自然成立ということなので、24・27日の過ごし方を検討している(3)森友学園の問題をはじめ、国民の関心の高い問題が山積しているので、予算成立までのあいだ参院の役割をしっかり果たしていく――と述べた。

 23日の証人喚問の内容について問われると、「ワイドショーなどでは100万円の受け渡しがあったのかどうかに大変重きを置いているが、われわれ国会は正攻法な切り口から、証人に対してご存知のことをお話いただくというやり取りになる」と語った。

 予算成立後の国会対応については、「(森友学園の問題は)予算が成立した時点でゲームセット、終わりではないので、引き続き国民の代表として代弁者として正しい議論、するべき議論はさせていただく」と述べた。

 テロ等準備罪の新設を閣議決定したことについては、(1)廃案に追い込む(2)これまでの審議で明らかになったが、あの大臣で本当に答弁ができるのか(3)提出までの経緯に瑕疵がないのか――と述べ、閣議決定し提出をする政府の態度から議論していくとの考えを示した。