笠浩史国会対策委員長代理は22日、定例の記者会見を国会内で開き、記者団からの質問に応じた。

 笠代理は、23日に予定されている学校法人森友学園の籠池泰典氏の証人喚問について、「9割引きで国有地が払い下げをされた背景に何があるのか。あるいは政治家の関与、働きかけがあったのかどうか。こういった点をしっかりとただしていく」と述べ、「安倍昭恵総理夫人が100万円を渡したのかどうかということも明日、証人喚問の中でどういう証言がされるかということにしっかりと注目していきたい」と語った。

 安倍総理夫人へ今後、参考人招致等を求めるのかという問いかけには、「仮に100万円寄付をいただいたというような発言を、この証人喚問の場であらためて籠池氏がしたとすれば、これに対する説明責任というのは当然出てくる」と安倍総理夫人の説明責任に言及した。

 共謀罪法案(テロ等準備罪を新設する「組織犯罪処罰法改正案」)については、「この法案の中身、さらには金田大臣で答弁ができるのか、そういった点も含めてこの点については厳しく対応していきたい」と追及する点を挙げ、「私どもとしては今国会でこのような法案が成立することがないように全力を挙げたい」と成立を阻止する考えを示した。