民進党は28日、第31回常任幹事会を国会内で開いた。

 蓮舫代表は冒頭のあいさつで、党が27日で結党1年を迎えたことを取り上げ、「岡田前代表が作り上げてきた新しい政党、そして昨年末までには細野代行が中心となって政策アップグレード、「人への投資」の経済政策をまとめ、今年に入っては党大会をまたいで新しいエネルギー政策を今まさに進めようとしている。次にはこうした政策をしっかりわれわれは持っているんだということを街角で、集会で、車座で、一人ひとりの国民の皆さまにお伝えしていただきたい」と要請した。

 森友学園疑惑に続いて、安倍総理と親しい間柄の人物が運営する加計学園が国家戦略特区方式で愛媛県今治市内に獣医学部を新設する問題が28日の参院決算委員会などで取り上げられるなか、同学園に文科省の職員2人が再就職していたことが明らかになった。蓮舫代表は「大きな問題となった天下りの調査結果はまだ出されていないにもかかわらず、こうした疑念が持たれているところに、さらに再就職があったというのはいったいどういうことなのか。予算審議は参院で終わったかもしれないが、衆参ともに、必要なことはしっかりと委員会を開催する要請をして、国民の疑念を明らかにする責務を一丸となって果たしていきたい」と決意を述べた。

 報告事項では、野田佳彦幹事長が結党1周年の街頭演説実施と街頭宣伝活動の強化について都道府県連や各総支部に要請していることを報告。近藤洋介選挙対策委員長代理は静岡市議会議員選挙の結果、東京都議会議員選挙対策本部の設置について報告した。

 協議事項では、近藤選対委員長代理が次期衆院総選挙(小選挙区)候補者の公認内定を提案し、了承された。

PDF「静岡市議会議員選挙結果」静岡市議会議員選挙結果

PDF「次期衆院総選挙(小選挙区)候補者公認内定」次期衆院総選挙(小選挙区)候補者公認内定