笠浩史国会対策委員長代理は29日、定例の記者会見を国会内で開き、記者団からの質問に答えた。

 笠代理は、党首討論や文科省の天下りあっせん問題に関する集中審議、2012年度・13年度の決算についての締めくくり総括質疑などの開催を自民党に求めていることについて、「おそらく近く、何らかの回答が自民党からある」と述べた。

 自民党の西村康稔衆院議員が28日の記者会見で、籠池氏の証人喚問での証言について国政調査権の発動を含め告発を検討していると報道されていることの受け止めを問われると、「非常に重たい話」と述べ、「やはり安倍昭恵首相夫人含めて、関係者のさまざまな証言、あるいは資料の提出をしっかりと求めていかなければその判断は非常に難しい」と語った。

 「共謀罪」創設法案(組織犯罪処罰法改正案)については、金田法務大臣への辞任要求をしているなどの事情から「拙速な審議入りには強く反対」と述べ、「性犯罪に対する罰則を強化していく。この方が国会にも先に提出されているので、優先して議論すべき」と主張した。