小川敏夫参院議員会長は30日午後、定例記者会見を国会内で開いた。

 2017年度予算の成立を受け、予算委員会が開かれず、安倍総理の出番がないことから森友学園問題について「終わりというような見方をつくろうという人もいるが、私たちは(森友学園への国有地払下げ問題に)区切りがついたと思っていない。安倍総理は自分や夫人が関わっていれば、『(総理も議員も)辞める』と言った。辞めるまで追及を続ける」との考えを示した。

 また、森友学園の籠池氏がネットで公開した100万円の払込伝票コピーについて「間接証拠として非常に有力だ」と指摘。その理由について「払込受領証に夫、安倍晋三と書いてあり、それを白いテープで抹消している。ポイントはその上に郵便局の訂正印が押されていることだ。払込口座は、森友学園の寄付金の受入口座であり、そこに森友学園が自分のお金を入れるという合理性は全くない」等と説明した。