笠浩史国会対策委員長代理は5日、国会内で定例の記者会見を行い記者団からの質問に応じた。

 笠代理は、(1)共謀罪法案(組織犯罪処罰法改正案)を6日に衆院本会議で審議入りさせることを巡って衆院議院運営委員会で対立していること(2)金田法務大臣の答弁が二転三転していることを問題視していること(3)民法改正案や性犯罪厳罰化法案(刑法改正案)を提出順に議論したうえで、共謀罪の審議に入るべきと主張していること――を語った。

 衆院法務委員会が5日、法務委員長の職権で合意なく開かれることについては、「遺憾で厳しく対応していきたい。理事会には今日出るが、委員会は欠席をし抗議する」と与党の強引な運営に抗議する意向を示した。