民進党は１１日、第３２回常任幹事会を国会内で開いた。
蓮舫代表は冒頭のあいさつの中で、アメリカのシリア攻撃や文部科学省の天下り調査報告についての予算委員会集中審議の開催、森友学園問題での安倍昭恵氏の国会招致等の要求に対する与党の対応について「与党は自分たちに都合の悪いことにはきわめて後ろ向きだ」と指摘。共謀罪法案の審議入りについては、先に国会に提出されている性犯罪を厳罰化する刑法改正案の審議・採決を先に行うという先例を破った与党の姿勢を「国会のルールを無視した与党の横暴な手法だ」と断じ、今国会で刑法改正案をしっかり改正すべきだと主張した。
報告事項では、野田佳彦幹事長が（１）２０１６年度決算の確定値（２）「共謀罪」対策本部の設置とキャンペーンの実施――等を報告し、了承された。
協議事項では、古本伸一郎選挙対策委員長代理が（１）次期衆院総選挙（小選挙区）候補者公認内定（２）群馬県議補選（館林市）候補者公認（３）神戸市議補選（東灘区）候補者公認――を提案し、協議のうえ提案通り決定した。野田幹事長が１０日に離党届けを提出した長島昭久衆院議員を党倫理規則に基づき除籍処分とすることが相当だとして倫理委員会に諮ることを提案し、協議の上提案通り決定した。
次期衆院総選挙（小選挙区）候補者公認内定