笠浩史国会対策委員長代理は19日、定例の記者会見を国会内で開き、記者団からの質問に応じた。

 同日総理入りで開かれている衆院法務委員会で、民進党の質問者が求めていないにもかかわらず政府参考人を招致していることについて笠代理は、「私どもが求めてもいない政府参考人を委員長の職権で決め、さらには本来であれば全会一致でしっかりと議決するはずだが、これを採決で決めるという、私も聞いたことがない前代未聞の対応。乱暴な強引な進め方に強く抗議する」と憤った。

 中川経済産業大臣政務官が辞任したことの受け止めを問われると、「どういう理由でそういう辞任をしたのか。それが更迭であったのか。そういった点をきちんと注視したい」と辞任の理由をはっきりさせる必要があることを指摘した。

 自民党の古屋選対委員長が自身のフェイスブックに、うるま市長選の野党候補の公約について「詐欺行為に等しい沖縄特有の戦術」と投稿していることについて笠代理は、「安倍政権も沖縄県民に寄り添ってと言うが、そういったことと自民党の選対責任者幹部の発言がどうもずいぶんずれがある。不適切な発言ではないか」と語った。