山井和則国会対策委員長は21日、国会内で定例の記者会見を行った。

 山井国対委員長は、この日も法務委員会での強引な運営がされたことについて自民党の竹下国対委員長に抗議したことを明らかした。その内容は(1)2回連続で職権で刑事局長を参考人登録した(2)職権で21日の委員会を開催した(3)来週25日に参考人質疑を強引に開催を決定した――ことであり、「まったく丁寧さのかけらもない強引すぎる運営を強く抗議する。刑事局長の参考人登録も撤回すべき」と山井国対委員長は語った。続けて、「万が一基本的なことに関しても国会のルール、衆議院規則を破って刑事局長に答弁させることがあれば、本当に法務委員会は共謀罪のみならず国会を壊すことになる」と指摘した。そのうえで、「大変なこと、難しいこと、重要なことは役人に任せる。そんな大昔の国会に戻していいのか。本日の与野党国対委員長で議論する」と追及する考えを示した。

 衆院の経済産業委員会が流会になった背景を問われると、「理由は中川政務官の辞任問題」と山井国対委員長は述べた。

 21日午後の衆院本会議にも自民党の中川前政務官の欠席届が出ていることについては、「出席義務がある衆院本会議をこういう理由によって欠席するということはあってはならない」「国会議員としてとどまることはできない」と強調した。