LGBTなどのセクシュアル・マイノリティ(性的少数派)への理解を深めてもらおうと東京都内の各地で4月29日から5月7日の間開催されたイベント「東京レインボープライド2017」の最終日にあたる7日午後、活動の趣旨に賛同する議員らがパレードに参加し、その後、代々木公園の野外音楽堂で開かれた集会でスピーチを行った。

 スピーチを行った民進党の辻元清美議員は、野党4党(民進、共産、自由、社民)でLGBTへの差別解消法案を提出したこと、大阪市で同性カップルの里親が成立したこと――の2点を報告事項として挙げた。「本当に誇らしく思った。一人ひとりの人たちが自分らしく、明るく、誇らしく生きられる社会に向かって、みんなで頑張っていこう」と会場の参加者に呼びかけた。

 FTM(女性から男性への性転換者)としては世界初の議員と言われている細田智也入間市議もスピーチをし、「地方自治体からLGBTを広めていき、日本をもっと多様性を認め合う社会として築きたい」と語った。