民進党は9日、第34回常任幹事会を国会内で開いた。

 蓮舫代表は冒頭のあいさつの中で8日に衆院で、9日に参院で開かれた予算委員会の集中審議を振り返り、「昨日の長妻さんへの答弁はひどいものだった。『総裁としての考え方は読売新聞を熟読しろ』。よほど販売促進に力を入れているのかと思うような・・・あまりにも国会軽視ではないかと今日は問わせていただいた。『総理』『総裁』は別々に使い分けられるものではなくて、考え方は同じだからとただすと、総裁としての考え方を言って、『これから党内をまとめていきたい』と。一報道機関をまるで機関紙のように使う、そのメディアへの距離感というよりも、私はある意味の恐れを感じるものがあった」「共謀罪に至っては、金田大臣は10分間でよくもあそこまで180度答弁を変えられるものだ。引き続き、この内閣のもとで共謀罪を進めていくのは反対だ」などと語った。

 報告事項で野田佳彦幹事長は、天皇退位についての法案要綱がまとまり、10日に衆参両院議長のもとでの全体会議の場で菅官房長官から説明があると報告。大串博志政務調査会長は、岡田克也衆院議員を安全保障調査会長に選任する政調人事を報告。神本美恵子男女共同参画推進本部長は、全国男女共同参画担当者会議を31日に党本部で開くことを報告。鈴木正穂地方自治体議員常任幹事は8、9の両日に地方自治体議員フォーラムと民進党組織委員会が東京都内で開いた同フォーラムの総会・全国研修会について詳しく報告した。