民進党は２３日、第３５回常任幹事会を国会内で開いた。
蓮舫代表は冒頭のあいさつの中で、英国マンチェスターで２２日夜にコンサート会場で起きた爆発によって多数の死亡者、負傷者が出たことについて「亡くなった方にお悔やみを申し上げるとともに、けがをされた方に心からお見舞い申し上げたい。仮にテロであった場合、強く抗議するし、英国民の気持ちにしっかりと寄り添いたい」と述べた。一方、衆院本会議での共謀罪法案の採決に先立つ与党などの議員の討論の中で、イギリスのテロを引き合いに出した議員がいたことに言及し、「あまりにも違和感を感じざるを得ない。今回の衆院での審議を見ていると、テロ対策ではないということが聞けば聞くほど明らかになってきた。大臣の答弁のめちゃめちゃな迷走ぶり以前に、法律の立て付け自体が実は相当乱暴だということも明らかになった。それについて逃げて、答えず、ほぼ職権、職権で、熟議が捨てられた委員会運営、国会運営だったと指摘せざるをえない。今回残念ながら衆院では数の力で通ることになったが、参院では衆院のような乱暴なやり方ではなく、衆院で積み重ねていただいた課題も一つ一つていねいに審議するべきだと思う」と述べた。東京都議会議員選挙の告示まで１カ月となったことにふれ、全党を挙げた協力を呼びかけた。
協議事項で、馬淵澄夫選挙対策委員長が東京都議会議員選挙の公認取消と追加公認を提案し、承認された。
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