小川勝也参院幹事長は30日、定例の記者会見を国会内で開き、共謀罪法案の参院法務委員会での審議入りについて考えを述べた。

 「政府参考人の出席について、考えられない議事運営があった。衆院でも乱暴な審議があったが、まさか参院でも同じことが起きるとは思ってもみなかった。民主主義において大きな疑義があると言わざるを得ない。法律ができるまでには、立法府としてルールに基づいて法案を審議し、それぞれの意思を明確にする必要がある。民主主義はプロセスが大事なので、これを会派や議員が守らないとは、大きな疑義がある」と危機感を示した。

 加計学園問題については、「疑惑が深まっていると言わざるを得ない。(証人喚問など)さまざまな要求をさせていただいているが、問題の本質が明らかになるように総理・政府与党側も努力してしかるべきだ」と述べた。